温情で導く、ナイロビのお巡りさん

先日、ナイロビで運転中に携帯電話で知人と話していると、男性警官に止められた。確かに交通違反だった。だが、当地の警官は腐敗で有名。違反をだしに賄賂をせびる気だろう。私の心は反省より先に、歳末腐敗撲滅モードに入った。

警官は「罰金ものだ」と叱った。こちらも、現場の警官に罰金の徴収権がないのは確認済だ。謝罪し、警察署で手続きすると伝えた。これで小遣い稼ぎを諦める警官も多いのだ。だが彼は「OK」と言って私の車に乗り込み、署まで誘導しつつ職務質問を始めた。割と面倒なタイプのようだ。

署に着くと、予想通りの言葉を口にした。
「君は反省している。許そう。その代わり…。」
来た来た、賄賂の要求だな。ところが続くセリフは、
「すまんが、私を元の場所に送ってくれ。」
悪徳警官でなく、温情で人を導くお巡りさんだった。

聞けば昔、日本の援助団体の治安顧問をして、誠実な日本人を好きになったという。厳重な注意を受けたうえで帰宅を許された。自分の狭い心を反省した。彼の日本人観が壊れずほっとした。

「よい新年を」と言って、彼は車を降りた。ちょっと幸せなこの気持ち。誰かにすぐ伝えたくて、今度は車を止め、先ほどの知人に電話した。

(*朝日新聞「海外特派員メモ2010」より抜粋)





ケニアのバレーボールチームが世界選手権出場!

「2010年女子バレーボール世界選手権」が、2010年10月29日から11月14日まで日本で開催されました。これは4年に1回開催されており、本大会には世界の大陸から24チームが出場。ケニア代表チームの監督は、JICAの元シニア海外ボランティアの入澤秀寛さん(ケニア・バレーボール・H21年度派遣)が務めました。

入澤さんは、実業団で活躍したのち指導者となり、長年、実業団や高校で指導にあたってきました。「何もない中でバレーの原点に返りたい」という思いもあって短期のシニアボランティアに応募し、2009年11月にケニアに赴任。ケニアバレーボール連盟に配属となり、女子ユースや実業団、地方の中高校などで指導しました。それらの実績が評価されて、2010年6月には女子ナショナルチームの監督に就任。任期終了の10月まで指導を行ってきました。

任期を終えて帰国した入澤さんですが、「世界バレーの前にチームを放り出すわけにはいかない」と、今大会も個人的にボランティアでケニア代表の指揮をとりました。ケニアチームはブラジルなどの強豪と対戦して敗れ、第一次ラウンドで敗退。ロシアの優勝で閉幕しました。

「試合は1勝もできませんでしたが、選手たちは強豪チームと対戦してひるむことなく楽しみ、最後まであきらめなかった。観客席から『ケニア』コールが起こったのはうれしかったですね」と入澤さん。ケニアチームを支えた関係者らに感謝するとともに、今後も「家族」のような選手たちとかかわり続けたいと話しています。

(*国際ボランティア情報誌「クロスロード」1月号より抜粋)

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