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アフリカの風に吹かれて(~マリ)

<仏軍介入後のマリ、やりきれぬ静けさ>

日本とマリの間には時差が9時間ある。ニジェール川の向こうにオレンジの日が昇るとき、冬の日本はもうわずかな日だまりが消えるころだ。

マリからアルジェリアに入れないか?朝からバマコ(首都)のアルジェリア大使館とその交渉に追われた。バマコは台風の目の中にある。実際に激しい風が吹いているのは離れたところだ。中でも、隣国アルジェリアの人質事件はマリ情勢との関係が言われ、日本人が関係しているだけに、目指さなくてはならない現場だった。

だが、ことは簡単ではない。交渉と言ってもアルジェリア大使館は、はなから「マリ在住者にしかビザは発給しない」という立場だった。緊急時なので、そこは何とか例外を認めてくれないか。そう頼むしかない。考えうる協力は仰ぎつつ、あとはひたすら待つ身となった。

昼下がり、やけに蚊の多い大使館の警備室で3時間が過ぎた。そうしているうちにも、事態は急変していた。蚊を追い払うことしかないこの場の静けさがもどかしく、やりきれない。

結局、大使館は原則を曲げてはくれなかった。何も達成できずに2日間が過ぎるというのはこれまでもあったけれど、これだけ周囲が動いている時に止まったままだと無力さにため息が出る。

本国が攻撃を受けた割に、アルジェリア大使館にはあまり緊張感が感じられなかった。外に数人いた憲兵隊は、事件前にはいなかったらしいけれど。街にも戦争の影は見えない。だが、きちんと見えていないからかもしれない。

この国はとても乾燥していて、一日が過ぎると目がすっかり乾いてしまう。でも、明日からはもう少し目を見開いていかなくては。(続く)

(*朝日新聞より抜粋)

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